お金について

積立投信をはじめよう!

投資信託には毎月定額を購入する買い方があります。
今回は積立投信の基本について解説します。

投資信託って難しそう。それにまとまったお金がないと購入できないんでしょ?

積立投信なら毎月少額から気軽に始められます。証券会社によっては月々100円から購入できます。

月々100円から!?でも投資信託って元本割れの可能性もあるんでしょ?

確かに投資信託は銀行預金と異なり元本保証はありません。ですが、一般的に一括で投資信託を購入するよりも積立で購入した方が元本割れのリスクが低いとされています。

そうなんだ!?もう少し詳しく教えてよ!

では、積立投信の基本について一緒に学んでいきましょう!

積立投信の基本

積立投信は投資信託を毎月決まった金額で決まった日に購入します。
まとまった金額が用意できなくても貯金感覚で投資ができちゃいます。

ほとんど全ての証券会社や銀行で積立投信の購入が可能です。
まだ証券口座を開設していないのであれば、ネット証券で口座を開設し、積立設定をするのが簡単で良いと思います。

ネット証券では100円から購入可能な会社もあります。
※銀行等で購入する場合には最低1万円からという場合が多いと思います。

楽天証券を始めとするネット証券は、積立設定可能な投資信託の種類が豊富な上、簡単に現在の残高確認ができます。(ほったらかしが基本なので頻繁に確認する必要はありませんが)
銀行でも購入可能ですが、地方銀行などはネットでの購入や保有資産の確認ができないことがあります。

購入する銘柄を選ぶ際には手数料にも着目してみてください。
一見大したこと無いような金額でも、手数料が低額であればその分を運用原資にすることができます。
総じてネット証券は手数料が低い傾向にあるので、おススメです。

「どんな投資信託を買ったらいいかわからない!」という方は下記を参考にしてみてください。

最新版 投資信託はこの9本から選びなさい30代でも定年後でも、積立だけで3000万円!【電子書籍】[ 中野晴啓 ]

価格:1,320円
(2020/8/15 12:18時点)
感想(1件)

ドルコスト平均法

積立投信の最大の魅力は、「ドルコスト平均法」にあります。

ドルコスト平均法とは、価格が変動する投資信託を一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法です(=積立投信)この手法で投資信託を購入し続けた場合、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。

投資信託の価格が一番安い時に一括購入し、値上がりしたタイミングで売却できればそれに越したことはありませんが、素人には中々難しいもの。
そこでドルコスト平均法により買付単価を平準化し、リスク軽減を図りましょう!

つみたてNISA

積立投信を購入するにあたり、知っておきたいのがつみたてNISAです。

通常、投資信託の配当金や値上がり益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で運用した利益には税金がかかりません。(お得!)
積立による長期運用に特化したNISA制度が「つみたてNISA」です。

以下がNISA制度の概要です。(どちらかしか選択できません
※ジュニアNISAという制度もありますが、ここでは割愛します。

  つみたてNISA 一般NISA
対象者 口座開設年の1月1日時点で満20歳以上の個人 口座開設年の1月1日時点で満20歳以上の個人
投資方法 積立 スポット購入(一括購入)、積立
年間投資上限額 40万円 120万円
保有可能期間 20年間 5年間
投資可能期間 2018年~2037年 2014年~2023年
対象商品 国が定めた基準を満たす投資信託 投資信託、国内株式、海外株式
非課税対象 配当金(分配金)、売却益 配当金(分配金)、売却益
金融機関変更 各年毎に変更可能 各年毎に変更可能

NISAは1人1口座しか開設できません。また、証券会社でも銀行でもNISA口座の開設は可能ですが、各年毎にしか金融機関の変更はできませんので、開設する金融機関選びは慎重にしましょう。

今回はつみたてNISAの話ですので、銀行でも証券会社でも好きなほうで口座を開設しましょう。
ただし、つみたてNISAで購入可能な投資信託には販売手数料が無料等の条件がありますので、証券会社の方が購入商品の選択肢は多いのかなと思います。

NISAの利用は基本的にメリットばかりだと思いますが、注意点もありますので押さえておきましょう。
※以下は主な注意点ですので、金融庁や各金融機関のホームページ等をご確認ください。

  • つみたてNISAの非課税枠は年間40万円ですが、余った非課税枠を翌年以降に繰り越すことはできません。
  • 通常、投資信託は損益通算(A投信(売却益1万円)とB投信(売却損1万円)を保有していた場合、トータルでの損益は0円のため、A投信の売却益には税金がかからない仕組み)が可能ですが、NISA口座で売却損があっても他の口座の売却益と損益通算ができません。
  • そもそも売却益が無ければNISAのメリットが享受できない!

NISA口座は開設に手間や時間がかかりますが、ぜひ利用して欲しい制度です。

まとめ

今回は積立投信について解説しました。

もう一度記事を振り返ってみましょう。

  • 楽天証券等のネット証券では、少額から気軽に積立投信の購入することができる。
  • 積立投信はドルコスト平均法により買付単価を平準化し、リスクを低減することができる。
  • つみたてNISAを利用すれば運用益を非課税にすることができる。

いかがでしたか、少しでも気になったのであれば毎月少しずつでも始めてみませんか?
数年後には嬉しい結果になっているかもしれませんよ。