地方に住んでいると、東京とは違って自動車は必需品です。
全額現金払いできるくらい貯金があればいいですが、そうはいかない場合もありますよね。
そんな時には、購入資金を借りるしかない訳ですが、そこで銀行のカーローンの出番です。
(私も利用してます!)
カーローンとは
銀行によって商品名は若干異なりますが、資金使途を自動車購入や免許取得費用など自動車関連に限定したローンです(法人は利用できません)。
銀行では資金使途を定めないフリーローンも取り扱っていますが、一般的に資金使途を限定したカーローンや教育ローン等の方が借入金利が低めに設定されています。
自動車を購入したディーラでディーラーが取り扱うローンを勧められる場合もあると思いますが、自分にとって有利な方を選べば良いと思います。
最近は残価設定クレジットやサブスクリプションなど、様々な購入方法があるので一概には言えませんが、ひと昔前のディーラーローンは「アドオン方式※」という金利の表示方法により、一見低金利でしたが、実際には金利負担が大きい…ということもあり、銀行で借りた方が金利負担が小さかったです。
※アドオン方式・・・借入額に対して、最初に返済利息の総額が決まる。
⇒ 借入残高が減っても毎月の利息が一定
銀行のローンは実質年率(金利)方式と言い、借入残高に対して返済利息が決まるため、借入残高が減ると毎月の利息も減ります。
つまり、同じ金利ならアドオン方式の方が返済負担が大きくなります。
ただし、現在ではアドオン方式を適用するかに関わらず、実質金利の表示が義務化されています。
カーローン利用の流れについて
自動車購入資金を銀行で借りたい!となったら、まずは仮審査申込です。
今はホームページからWeb上で仮審査申込が完結する銀行も多いです。
Webから申込ができない場合には、ATMコーナー等に置いてある仮審査申込書を銀行に郵送するといった方法もあります。
銀行の窓口に行ってその場で申込書を記入するのが一番確実ですが、なかなか平日の日中に銀行になんか行けないですよね…。ほとんどの銀行で土日祝日にローンプラザを開設していると思いますので、ローンプラザを利用してみてもいいかもしれませんね。
仮審査の結果、希望額を借りられるということであれば次は本申込です。
本申込は契約書類に自署押印という銀行がほとんどだと思います。
銀行によって異なりますが、ローンの申込時には本人確認書類や資金使途の確認書類等が必要です。
◆一般的な必要書類(※銀行によって異なります)
- 本人確認書類(運転免許証等)
- 勤務先確認資料(健康保険証等)
- 収入確認資料(源泉徴収票、所得証明等)
- 資金使途確認資料(購入する自動車の見積書等)
たくさん書類を用意しないといけませんが、いずれも銀行での審査に必要な書類になります。
必要費用について
カーローンの利用には諸費用が必要になりますので注意してください。
必ず必要になるのが、印紙代です。
ローンの契約書は課税文書のため、契約金額に応じた収入印紙が必要です。
ちなみに、借入金額が100万円超500万円以下の場合、印紙税額は2,000円です。
馬鹿にならないのが保証料です。
例外もありますが、一般的にカーローンの借入では保証人は必要ありません。保証会社が保証人の代わりになってくれているからです。
その対価として保証料が必要となります。
保証料は借入金額に所定の保証料率をかけて算出されます(借入期間によっても異なります)。
なお、保証料率は審査結果によって決まります。
また、銀行によっては事務取扱手数料が必要な場合もあります。
まとめ
- カーローンは資金使途を自動車関連の費用に限定したローンで、その分借入金利は低めに設定されています。
- まずは仮審査申込!(Web上で完結する銀行も多いです)
- 本申込時には銀行に指定された必要書類を用意します。
- 印紙代、保証料や事務取扱手数料等の費用が必要です。