子供が大学に進学すると、授業料や仕送り等で色々と出費がかさみますよね。
ちょうど住宅ローンや親の介護等で最も家計が苦しい時期かと思います。
子供に奨学金を借りて貰ってもいいのですが、銀行の教育ローンで教育費を賄うという手段もあります。
教育ローンとは
教育ローンはその名の通り、教育資金用のローンです。
教育ローンを借りるのは、子供ではなく親になりますので、奨学金と異なり子供に負担をかけずに済みます。
ただし、銀行によっては親子リレー返済(※)が可能な場合もあります。
※親子リレー返済は、在学中は親が返済し、卒業後は子供が返済していく仕組みです。
教育ローンは、借入可能枠を最初に設定して、その枠を上限に必要な時に都度借入する商品性としている銀行が多いです。
教育ローンの借入金利は奨学金よりは高くなりますが、使い道自由のフリーローンよりは低金利の銀行がほとんどだと思います。(取引内容による金利優遇条件を設ける場合も多いです)
その代わり、借入の際には授業料の振込票など資金使途確認資料が必要な場合もあります。
ATMで借入可能なカードローン方式の教育ローンを取り扱っている銀行もあり、この場合は都度の資金使途確認資料の提示は不要です。
教育ローンの返済について
教育ローンを借りたはいいものの、返済が不安な人もいるかと思います。
教育ローンの返済は、子供の在学中は利息分のみで、卒業後に元本の返済をしていくという元金据置返済を可能としていることが多いので安心です。
出費が多く返済が苦しい期間は利息のみを返済し、子供が卒業して手がかからなくなったら、ゆっくりと元本を返済することが可能です。
ただし、教育ローンの商品性は銀行によって異なりますので、詳細については取引している金融機関に問い合わせてください。
補足
大学院に進学する場合には、教育ローンの利用可能枠の期限延長を申請することで引き続き教育ローンの利用が可能です。
この場合、元本の返済は大学院卒業後になります。
※ただし、年齢等の条件により延長できないこともありますので、詳細は取引金融機関に問い合わせしてください。
銀行によっては、兄弟がいる場合、引き続き上の子の教育ローンを利用することが可能です。
利用条件の変更申込は必要になりますが、上の子の教育ローンの元本返済を下の子の卒業後まで猶予する形になるので、利用者にとってはありがたいのではないでしょうか。
なお、教育ローンは高校在学中から利用可能です。
(大学進学時に利用条件の変更申込が必要です)
まとめ
在学中の負担を最小限に抑えて、教育資金を調達できる銀行の教育ローンを賢く利用して大変な時期を乗り切りましょう。