私がセキスイハイムで自宅を新築する際に意外と悩んだのが、コンセントやLANケーブル差し込み口の位置です。
ハウスメーカーによっては、コンセントやLANケーブル差し込み口を増やすと、追加費用が発生するようですが、セキスイハイムではいくら増設しようが追加費用は発生しません。
(少なくとも私はそうでした)
今回、LANケーブルの差し込み口について、私の経験から役に立つ情報を紹介します。
LANケーブルのカテゴリーについて
まずはLANケーブルのカテゴリーについて考えていきます。
LANケーブルには通信規格があり、CATというカテゴリーで分けられています。
LANケーブルのカテゴリ一覧
通信規格 最大通信速度 特徴 CAT5 100Mbps 低速規格で安価。最低限のネット接続で十分という方におすすめ CAT5E 1Gbps 日常使いにおすすめ CAT6 1Gbps 5Eと比べて周波数が2倍以上。ネットを快適に利用したい方におすすめ CAT6A 10Gbps 動画を頻繁に見る方におすすめ CAT7 10Gbps オンラインゲームや業務用として利用する方におすすめ CAT8 40Gbps ノイズ耐性が高く、高速で安定したネットワーク構築が可能。主に業務用 出典
https://koneta.nifty.com/koneta_detail/170822000354_1.htm
LANケーブルの通信規格は数値が上がるほど回線速度が速くなるので、回線速度を上げたいのであれば、数字が大きいものを選びます。
ただし、カテゴリーが上がると、LANケーブルの価格が高くなるため、日常利用が目的であれば、CAT5E、CAT6、CAT6Aを選んでおけば十分だと思います。
多くの人は、無線LANがあれば十分かと思いますが、大きなデータをやり取りする場合や、本格的なオンラインゲームをする場合は、やはり有線LANが必要となります。
そこで検討するのが、下の写真のような差し込み口の位置ですが、併せて先ほど紹介したLANケーブルの規格についても検討すると良いです。
壁の中に仕込むLAN配線です。
入れ替えも大変なため、将来を見据えて新築時に高規格なカテゴリーを入れておきたいです。
何も言わないと多くの場合、標準でCAT5Eになっていると思います。
オンラインゲーム等をしない場合、現状での使用には問題ないかもしれませんが、将来を見据えると、せめてCAT6くらいにはしておきたいです。
SNS等で住宅を新築した人の投稿を見ていると、CAT6に変更すること自体は可能なようですが、追加費用が発生するようです。
自分はセキスイハイムで自宅を建築したのですが、営業担当にLA Nケーブルの規格について質問すると、「聞いたことはありますが、確認します。」とのこと。
多分、そんなマニアックな注文する人はあんまりいないんだろうな…。
ちなみに確認結果ですが、「LANケーブルの規格はCAT5Eのようなのですが、大丈夫ですか?」とのこと。
いやいや、高規格にしたいって言ってるじゃん!
…と思いましたが、対応できないなら仕方ないので折れることにしました。(弱い!)
今思うと、過去に対応した例が無かっただけで、ゴネれば、もしくは追加料金を払えば対応できないこともなかったんじゃないかなと後悔しています。
これからセキスイハイムで自宅を新築する方は、他のハウスメーカーではLANケーブルの規格を上げられることを前面に押し出して交渉してみて下さい。
モデムやルーターをどこに置くのか
LANケーブルの差し込み口の位置について悩む要因のひとつが、モデムやルーターをどこに置くのかということです。
モデムやルーターをどこかの差し込み口の近くに置くことを考えると、差し込み口の近くにコンセントが欲しいな、どこに置いたら目立たないかな、というようなことを考えていました。
しかし、結果から言うと、そんな心配は無用でした。
我が家は、廊下にクローゼットを設置したのですが、クローゼットの上部にモデムやルーターを設置する用の箱が用意されていました。
(実物を見た時、ブレーカーの箱かと思いました)
クローゼット上部の箱の中に、外から回線を引き込むみたいです。
剥き出しでモデムやルーターを置いておくのが非常に嫌だったので、これはありがたかったです!
まとめ
セキスイハイムで家を建てるのであれば、インターネット環境は是非欲しいところです。
インターネット環境があることでスマートハイムナビ(HEMS)が本領を発揮するため、オール電化の場合や太陽光発電を設置している場合には必須に近いです。
なお、この記事の中でLANケーブルのカテゴリーについて紹介しましたが、通信速度はネットの回線、プロバイダー、契約内容で決まるため、LANケーブルひとつ変えたところでどうにもならない場合がありますので、ご注意ください。