土地の選び方は、自分の目と足でチェックが基本です。
この記事では「立地状況」「敷地調査」「周辺環境」の3点に着目して、一般的に土地を選ぶ時のチェックポイントを紹介します。
立地について
最低2回は、現地に足を運ぶ
気になる物件を見つけたら、現地に足を運んで確認しましょう。
写真や図面だけだはわからない情報が必ずあります!
同じ場所でも時間帯や天気によって状況が異なり、新たな発見があるかもしれないので、最低2回以上は現地に見にいきましょう。
具体的には次の条件で確認してみましょう。
平日
休日と比較して、平日は通勤や通学で交通量や人通りが思っていたよりも多いかもしれません。
自分の通勤経路も実際に確認してみましょう。実は渋滞で意外と通勤に時間がかかるかもしれませんよ!
雨の日
周辺の危険な河川や土地の水はけを確認しましょう。
周辺よりも低い敷地は家の前が水溜りになるかもしれませんよ!
夜の時間帯
街灯が少ない通りや人通りが途絶える場所がないか確認しましょう。
東西南北の道路付けについて
道路付けは、東西南北それぞれにメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット | |
南道路付け | ・陽当たり、外観の印象が良い ・建物の配置を整えやすい |
・道路からの視線が気になる ・給排水設備の引込費用が高め |
北道路付け | ・居室や庭を南側にゆったり配置できる ・道路からの視線が気にならない |
・駐車場で建物を南側にずらす必要がある場合も |
東・西道路付け | ・リビングや庭を最適な場所に配置できる | ・南側が狭いと採光に工夫が必要 |
敷地調査
敷地の調査では法的規制やインフラ、権利関係などについて確認しましょう。
主なチェックポイントは以下の通りです。
- 隣家との距離、窓の位置
- 日照条件
- 方位
- 風通し
- ガス・水道等の設備
- 境界杭の有無
- 敷地の高低差
- 電柱位置
- 道路幅員
- 交通量・騒音
隣地や道路と高低差がある場合、土留めや擁壁の造成に費用がかかることがあります。
また、水道やガスの設備がない場合、水道やガスの引込みに費用がかかります。
その他、土地の権利関係を登記簿でチェックすることも大切です。
抵当権が設定されている土地の場合、売買契約までに抵当権の抹消ができるのかは要注意です。
方位や土地の配置については、過去の記事でも紹介しています。
周辺環境
5つのポイントで周辺環境をチェックしましょう。
自然環境
統一感のある美しい街並みは、心地よく暮らせます。
その他、子供がいる場合、安心して遊ばせることができる公園があるか、も要チェックです。
交通環境
最寄駅やバス停の時刻表で始発、終電の時間、運行本数、急行の頻度や、休日ダイヤを確認しましょう。
通勤・通学の混雑度を一度体験してみることも大切です。
教育・文化環境
地区内の学校の校風や評判はどうか、通園・通学ルートは安全か、学校や保育園までの距離や所要時間はどうか等を確認しましょう。
その他、図書館などの文化施設があると、なお良しです。
医療環境
病気や怪我はいつ起こるかわからないので、近くに大きな総合病院があると安心です。
小児科や歯科などの専門医が近くにあると、より安心です。
買い物環境
日常的に使うスーパーマーケットは、場所、営業時間、品揃えなどを確認しましょう。
近くにコンビニがあると更に便利です。
(個人的には近すぎるのも考えものだと思いますが)
その他、銀行や公共施設が遠くないと便利です。
まとめ
この記事で紹介した「立地状況」「敷地調査」「周辺環境」は、一般的に土地を選ぶ時のチェックポイントです。
全てを兼ね備えた完璧な土地は、なかなか見つかりませんし、何を重視するのかは人それぞれです。
あくまでも参考に、あなたにぴったりな土地を見つけてくださいね!